台所プチリフォーム

家が建ってしばらくしてから、台所の収納が微妙に足りなくなってきた。

理由はいくつかあるのだけれど、ゴミの分別が多くなってゴミ箱の数が増えたこと、家族が増えたこと…などが大きな理由。

ゴミ箱は食器棚となりの空きスペースに置いていたけれど、ちょっと見た感じキレイではない。

コーヒーを飲む習慣や、パンやピザを焼く習慣も新築当時はなく、それらに伴う食器や道具類の収納場所も欲しいところ。トースターとホームベーカリーの置き場所もない。

そこで、今置いている食器棚のとなりに新しく収納家具を置くことにした。

最初は家具屋さんを見たりもしたけれど、家の雰囲気とあっていて、かつサイズもあっているものなんてまったく無い。

DIYもいいけれど「安く作る」ことはできたとしても「美しく作る」となると無理。

そこで思い出したのが、家を建てるときに知り合いになった建具屋さんの職人Hさん。
彼に作ってもらおう。

工務店のオヤジさんが遊びに来たときに構想を相談し、ついでに台所の空間を引き締める意味合いも兼ねて、収納家具の設置とともに壁を一部新設することにした。

というわけで、以下の作業を依頼。

・工務店のオヤジさん…全体のコーディネートと、塗り壁を塗る。
・大工さん…柱を新しく建てて、壁をつくる。
・電気設備屋さん…スイッチの移設とコンセントの増設、それに照明の配線の見直し。
・建具屋さん…収納家具の制作。

収納家具のデザインとサイズは私たちが考えてラフスケッチにし、打ち合わせの際に建具屋さんに渡した。

そして先日、建具屋さんが作っていた家具ができあがり、据え付け終了。

kit001
↑できあがったのがコレ。

左側の幅40センチくらいの、スイッチとインターホンが付いている壁が今回新しく作った部分。

ここだけ新しいので、カラマツの木が他のところより少し白い。

冷蔵庫と並んだ、炊飯器と電子レンジがのっている棚が前からあった食器棚。

そして、その間の部分が今回作ってもらった作りつけの収納。
下の取っ手の部分は手前に引くと2つのゴミ箱が入るようになっている。

食器棚と家の空間にデザインを合わせ、素材も食器棚と同じナラ材にしてもらったので、なんともいい感じ。

後から追加したとは思えないほど、うまくリビングの雰囲気にマッチしているし、もちろんホームベーカリーとトースターもちゃんと置けるし、下の部分にはゴミ箱がちゃんと入る。

予想よりもいいものができてとても満足。

見えるところにでていた、お茶っぱだの、赤ちゃんや犬のおやつだの、ごちゃごちゃしたものもみんな収納できた。

柱と壁を追加したのもほんの少しだけれど、以前よりも空間が引き締まってとてもいい感じ。


家づくりを通して得したこと。
それは、大工さんをはじめ、たくさんの職人さん達と知り合いになれ、こういうときはこの人にお願いすれば良い、ということがわかったことだ。

こんな感じでこれからもその時々の生活に合わせて、家を拡張したり、変えたり。

やっぱり家造りはおもしろい。