ふたりで育児

育児休業も順調に進み、毎日育児と家事に追われる日々。
「毎日が日曜日」と考えると自分の時間が無い!と思ってしまうけれど、そこは考え方を変え「育児と家事が仕事であり楽しみ」と考えば、赤ちゃんの世話をする日々もなかなか悪くない。

相手は人間だから、機嫌の悪い日もあるし、ご機嫌な日もある。
せっかく作った離乳食を全然食べない日もあるし、おいしそうにパクパクと食べる日もある。

トイレが順調で「おおっ」と思う日もあれば、便秘で見るからに苦しそうで心配な日もあるけれど、でも全体としては穏やかな日々。

でも同じように見える日々でも、やっぱり少しずつ息子は重くなっていき、少しずつ表情が増え、そしてハイハイのスピードが速くなり、食べられるものが増え、確実に成長していく日々を毎日いちばん近くで見続けられるのは幸せな日々だ。

時々育児ノイローゼとか、育児ストレス…という言葉を耳にする。
一応今は育児を中心とした自分の生活で、それらがまったく無いかと言えばウソなのかもしれないけれど、しかし「これが育児ストレス」と言えるほどはっきり自覚できるほどのものでもないし、まあ程度としてはたいしたものではない。

その理由を考えてみると、それはやはり今でも妻が在宅勤務で、育児休業中といえども事実上「ふたりで育児」をしているからに他ならない。

朝起きて家族全員のご飯を作って、全員で食卓を囲む。
お昼もまた、「昼なに食べる~?」なんて言いながら家族全員のご飯を作って、全員で食卓を囲む。
もちろん夕食も家族全員のご飯を作って、やっぱり全員で食卓を囲っている。

仕事中、つまり平日の日中、妻は基本的にはパソコンに張り付いてはいるけれど、でも話しかけ禁止というわけではなく、ある程度はそれなりに雑談もしながら、妻は仕事、自分は育児や家事をやっている。

雑談は些細なことで「おっ、今日のハルトは昨日とちょっと違うこと言っているよね」とか、そんな程度なのだけれども、それでもやっぱり配偶者不在で一人きりで赤ちゃんと四六時中向き合っているのとはずいぶん違うんだろう。

もちろんトイレに行くときくらいはちょっと持っていてもらったり、寝かしつけがどうしてもうまくいかないときに授乳を頼んだり、そんなちょっとしたことでも、母である妻が家にいる…というのはとても頼もしいし、普通の「妻が働いて自分が育児休業をとる男性」とは状況が違う。

だから自分は育児に対してそれほどストレスは感じずにいられるし、それは妻も同じで、とても恵まれた状況なんだろうと思う。

夫婦ふたりで力を合わせて子どもを育てること。
それは当たり前のことのような気もするけれど、しかし周りを見回すと、そんな当たり前のことすらできない社会が、今の日本の現状であることもまた確かだ。

なにはともあれ、「夫婦ふたりで育児」を実践している我が家。
それは今だけの期間限定だけれど、めいっぱい残りの期間を楽しみたい。

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↑手を持ってあげると、よいしょと立つハルト。ひとりでつかまり立ちできる日も近い!?