育児の孤立感と新聞記事

先日、新聞記者が取材に来た。

取材のテーマは男性の育児休暇について…だったけれど、この記者さん、どっかで名前を聞いたことがあるような?と思ったら、昔やはり男性の育児休業をその新聞社で初めてとった方。
たしか体験記のようなものを読んだことがあって(掲載期限切れで今は読めないみたい)会社辞めるしかないか?と思い詰めたけれど、結局は育児休業が取れた…というような話が印象に残っていた。

なので取材もいいけど、その話を聞くのを楽しみにしていて、実際にかなり詳しい話を聞くことができた。

そのなかで特に印象に残ったのは、育児の孤立感という話。

育児ストレスのなかで「育児の孤立感」というのがあって、それは言葉も通じない赤ちゃんとふたりきりで育児をしていると、社会や家庭から孤立している感じになって辛い…という話。

彼もまた親と離れて暮らす核家族。
日中は話し相手もおらず、当然配偶者は仕事で忙しくて帰宅は深夜。

母親はもちろん、男性の自分でもたしかにそういうのはありましたねー、という話を聞いて、なるほどなー、と思った。

自分は専業主夫になって育児をしているけれど、それほど孤立感を感じることないし、大きなストレスでもない。
それは忙しいとはいっても同じ家のなかに妻がいて、少なくともご飯は一緒に食べたり、仕事しつつも話をしたりしているからなんだなー、と妙に納得した。


さて、この取材で完成した記事は12月20日の読売新聞の北海道の全道版に載りました。
もしかしたら見た方もいるかもしれないけれど、アレは私です(笑)
(よく見るとインターネットにも記事がアップされているので、気になる方は探してみてください・・と言ってもそれほどたいしたことは書いていないけれど)


それにしても、男性の育児休業、こうして新聞記事になるなんて、それほど珍しい、ということの証。

今回「育児オトコ増殖個人的計画」の一環として取材を受けて記事になったけれど、どうか男性も育児休業がとれる…ということがもっと社会に知られ、より子育てしやすい社会にほんの少しでもなりますように。