ノートPCが壊れて直った

パナソニック製のサブノートPCが故障した。
ハードディスクがジョリジョリと音と立てて、あきらかにおかしい。
起動したりBIOSのエラーになったり、典型的なハードディスクの故障だ。

このノートは3年前にメーカー直販サイトで買った物で、ケースにも入れず持ち歩いているし、海外に持って行くこともあるし、カバンにポンと放り込んで比較的ラフに扱っている。結構キズだらけ。
そのうえ普段も電源入れっぱなしにしているから総稼働時間も相当長く、まあ壊れてしまうこともありうるな。

とはいえ、出かける際に調べモノをしたり、メールをチェックしたり、デジカメ画像を転送したりと活躍の機会は多い。もう1台のノートはデカイし、この小さなパソコンが使えないのは非常に困る…。

購入時に3年間の延長保証に入っていたけれど、調べたら購入から3年と3週間経っていて、運悪く保証期間切れ。保証書も捨てちゃった。

自分でHDDを交換…とも思ったけれど、超小型の特殊HDDのようで、しかも内蔵で交換できないタイプ。
うーむ、困った。

さらに仮にHDDを交換できたとしても、OSの再インストールから各種ドライバ、アプリケーションのインストールやアクティべーション、LANや無線LANやモデム、各種セキュリティの設定など、正直しんどいなぁ。

とはいえ新しく似たようなものを買ったら20万円はするし、やはり修理してまだ使いたいので、サポートに電話をしてみた。

すると「すぐに取りに伺います。基本的には工場出荷状態になります」とのこと。

で、翌日には運送会社が箱を持って取りに来た。
本体とACアダプタだけ渡す。神戸の工場に送るという。

その翌日夕方、技術担当者から留守電にメッセージ。
交換は完了しましたが本日の発送に間に合わなかったので明日送ります。

ええっ?もう着いたの?で、修理も終わったの?
普通北海道から兵庫に荷物送ったら中1日はかかるのに、ずいぶん早いなぁ。

で、2日後にもう自宅に到着。ハードディスクはやはり新品交換となった。

が、ここからがすごい。

まず修理代金は保証切れて間もないので無償で良いです、とのこと。
ええっ?保証書も無いのに?送料もタダ。

で、
「ハードディスクの中身はフルコピーできたので、フルコピーしました。
古いディスクは責任を持って消去して廃棄します。」

というメッセージと、担当者の名前と写真入りの明細書が同封。

だいぶ清掃をしてくれたらしくピカピカになって帰ってきたノートは、もちろんハードディスクも正常に動く。設定とかも当然そのまま。(メールとかは消してから修理に出したので入れ直しだけど)

というわけで故障発覚から1週間も経たずに無事に復活。

なんとなくネットの直販サイトで買ったパソコンなんて、売ったら売りっぱなしという感じなのに、3年も経ったものに対して、こんなに丁寧に、しかも素早く対応してくれるとは。

昔自分の周りはみんなIBMのシンクパッドを使っていたのに、最近はこのレッツノートを使っている人が多いのは、こんなところにも理由があるのかもしれない。
やっぱりこうやって人に伝えたくなるもんなぁ。

というわけで、素晴らしい対応にちょっと感動した、という話でした。