薪ストーブ火入れ

2005年10月の最後の週末、今シーズン初めて薪ストーブに火を入れた。
この薪ストーブは、上部に煙を二次燃焼させる触媒が付いているので、分解して内部を掃除。灰もきれいに掃除して、煙突をチェックして、ガラスのススを落とせば準備万端。

薪(といっても家を建てたときの余り材)をストーブの中に積んで、丸めた新聞紙に火を付ける。

…煙が上がって、パチパチと音を立てて薪が燃えだした。

犬が歩いてきて、ストーブの前に陣取った。
妻も赤ちゃんもストーブの前に座る。

ゆっくり、ゆっくりとストーブの表面が温かくなり、その輻射熱が部屋に広がって次第に温かくなっていく。

火力の調節は薪の量と空気の調節のみ。仕組みはとても単純だ。
空気を絞って、火の勢いを少し落とした。
薪は静かにゆっくりと燃えている。

…ゆらゆらと燃える火を見ていると、心も身体も芯から温かくなるよう。

火を囲んで、家族がなんとなく集まる時間。
その時間こそが薪ストーブの最大の魅力かもしれない。

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