赤ちゃんが生まれて1ヶ月半、ようやく毎日の生活リズムが定まってきて、赤ちゃんがいる生活にも慣れてきて、ようやくペースがつかめてきた。
相変わらず深夜の授乳は続いていて、妻の寝不足は解消していないけれど、でもそれはそれで慣れてきた様子。
さて、今回の妊娠出産、妻は里帰り出産をしなかったし、実家から親に来てもらうこともしなかった。
今日はそれについて振り返ってみたい。
里帰りをしなかった理由はいくつかあって、
・初めての赤ちゃんを夫婦で迎え、家族で過ごしたいと思ったこと
・夫の仕事に比較的自由がきき、休みもそれほどと取りにくくなかったこと
・妻のSOHO仕事が少し残っていたこと
などが挙げられる。
一番の理由はやはり最初に挙げた、夫婦で新しい命を迎え、大きくなっていく時間を共有したかったことだ。
里帰り出産になれば、立ち会い出産も無理だろうし、夫は生まれてすぐ赤ちゃんに会えない。
実家から自宅までは約1000キロ離れているので、そう簡単に行き来できる状況ではないのだから。
夫の仕事というのは、実家の支援を受けない以上、支援の中心は夫である…ということを前提にしたもの。
夫である自分の認識は、出産子育ては妻の仕事ではなく、夫婦ふたりでチカラをあわせるべき仕事だと思うし、任意あるいは好意で手伝ってあげる…というのではなく、手伝うのは夫としての、あるいは父親としての義務である…という考え。
夫の仕事は平日毎日あるものの、いざ出産!となれば当日連絡でも突発的に何日かは休めるから、たとえば手伝いが必要な場合は会社を休むことも可能だ。
出産が無事終わってみると、結局夫は出産当日から2日間(木金だったので+土日で連続4日間)、妻の退院時に半日、子どもの退院時に1日の休暇をとった。
合計3日半で、思いのほか休まなかったな、というのが感想。今思えば、もっと休んでも良かったかもしれない。
とはいえ妊娠後期から今に至るまで、ほぼ毎日定時に帰っており、家事育児の手伝いをしやすい…という状況もある。
フルタイム会社員をしながらの家事育児の手伝いは、それなりに大変だ。
会社帰りに「授乳用メニュー」を考えながらスーパーで買い物して帰宅、食事の仕度をして、食べて、片づけて、赤ちゃんを沐浴させて、風呂の準備をして入り、妻に先に寝てもらって、オムツを換えつつ最終回やその次の深夜の回のミルクを作って赤ちゃんに飲ませて、また翌日眠そうな顔で会社に行く…そんな日々。
とはいえ、もともと家事はやっていたし、本当に大変なのは退院直後の一瞬だったし、ここ最近では体力が回復した妻が家事をかなりやってくれているので、たとえば妻の仕事がピークを迎え、連日深夜2時まで仕事…なんてときに較べると、そちらのほうが大変だったかもしれない。
親が来ないことについては、特に「ここで親がいてくれたらなー」なんて場面は皆無だったので、この点については特に問題なしだ。
とはいえ「いざとなったら手伝いに行ってあげる」とは言われていたので、保険という意味では親の支援があった…とも言えなくもないけれど。
最近は里帰り出産しない人が増えてきたとはいえ、実は里帰り出産しない夫婦、ましてや親にも来てもらわない夫婦は少数派らしい…という話を聞き、どうなることかとヒヤヒヤしていたのも正直なところだけど、でも過ぎてしまえばなんてことなかった…というのが正直な感想。
もちろん家族ごとに事情は違うだろうし、我が家の場合も2人めのときは(できたらだけど)どうするかわからない。
でも今回は里帰り出産しないで、妻と赤ちゃんに家にいてもらえて本当によかった。
夫である自分にとって、立ち会い出産は本当に貴重な体験だったし、妻と赤ちゃんを見舞いに毎日病院に通ったこと、初めて車に乗せて我が家に連れて帰ったこと、だんだんと大きくなる赤ちゃんと毎日接することができたのは、何物にも代え難いものだったと思う。
振り返ると、たまたま妻が出産前も入院中も退院後もわりと元気だったこととが、非里帰り出産がうまくいった理由かも。
いや待てよ。出産は早産、子どもは未熟児だったし、病院までは片道1時間だったから、そういう面では他の人より大変だったと言えるかもしれないけど…。
なんにしろ、たしかに大変な場面はあったし、妻の負担の重さも半端ない場面もあったけれど、でもやってみればなんとかなるもんよ、夫婦でチカラをあわせばなんだってなんとかなるぜ…なんて妙に自信がついてしまった私たち夫婦だった。
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