いのちの音 妊娠27週目(7ヶ月)

妻のおなかはみるみる大きくなってきて、とても妊婦らしくなってきた。
もう普通サイズの洋服はおなかだけが出ているので着られない。

予定日は6月17日。もうあと3ヶ月を切った。
ちなみになんとなく予定日よりもかなり早く生まれるような予感がある。根拠はなにもないのだけれど。

もうすぐ妊娠8ヶ月になり、胎児の重さも1Kg以上、こないだまで「手のひらサイズ」「缶コーヒーくらい」とか言っていたはずなのに、いつのまにかずいぶん大きくなった。

このところ胎動がとても激しくて、妻が寝ているときにこっそりお腹を見てみると、ときどきポコポコ動いている様子が外から見てもわかる。
お腹に手をあてれば、なにやらウニョウニョ動いているのがわかるし、「おーい、ののお~!」と大きな声で呼びかけると、内側からポンポン!とたたいて返事をする(…ような気がする(笑))

妻と「まるでエイリアンのようだね」と笑うと、ボコン!と返事。
「エイリアンじゃなくてあんたたちの子どもだよ!って返事しているよ」と大笑い。

さて、以前このブログでも紹介した聴診器。
ひさびさに思い出して、使ってみた。

おへその下あたりに聴診器を当てていると、おなかの内側からまたポコン!ポコン!
まあまあ、落ち着きなさいって。

で、よーく耳を澄ませると…。
…トントントントン…おおっ…。

規則的な小さな音。早さは大人の倍くらいかなあ。
それはまさしく、ののおの心音。

…トントントントン…。

ああ、ちゃんと生きて、誕生のその日に向かって準備を進めているんだな。
ポコポコ動いているのだから生きているに決まっているけれど、でも心臓の音というのは、なんとなくそれとは違う印象を受けるのはなぜだろう。

この心臓の音は、ののおが生まれ、そしていつの日か死ぬまでずっと続いていくもの。
その間、彼はなにを見て、どう感じ、どんなことをして過ごすのだろう。
どうか、どうかののおの人生が素晴らしいものでありますように。
…まだ生まれてもないのに、そんなことをちょっと思った。

今週末から妊娠8ヶ月で、妊娠後期。
あと3ヶ月弱。