厳寒時の暖機は必要か?

この季節、朝の車内はとても寒い。

車内の気温が-10度くらいは日常的で、ペットボトルに入った飲み物はガチガチに凍ってしまうし、なによりも寒くて寒くてつらいものがある。

そこで朝の支度中に早めにエンジンをかけ、15分程度暖機する、ということになる。
暖機にあわせてヒーターを入れておくと、少しは暖かいクルマで通勤できる…というわけだ。
うちは使っていないけれど、リモコンでエンジンを始動する装置の普及率もここ十勝ではとても高いらしい。

もちろんこの暖機が環境に悪いことも(触媒がまだ冷たいので毒ガスを出している)、燃費が悪化することも、はたまた朝っぱらからエンジン音がうるさいことも承知しているけれど、しかし救いようがないほど寒いので、どうしてもやめられない今日この頃だ。
近所の人たちも暖機はしているけれど、でも近所のみなさんごめんなさい。


ところで、車内を暖める…という観点ではなく、クルマのエンジンのために、と考えたとき暖機というのは必要なのだろうか?

昨年買った車の説明書を確かめてみると、暖機に関する記述は一言もなく、エンジンかけたらすぐDに入れて発進…というようなことが書いてある。
10年ほど前に乗っていた車には、たしか「水温計がちょっと動くまで暖機すること」と書いてあったはず。

よく考えてみたら、この車にはそもそも水温計自体が付いていない。
メーターは3つ、スピード計・タコメーター・ガソリン計だけで、水温に関しては水温が低いときに付く表示灯と、高いときにつく警告灯だけ。

ということは暖機は不要、ということなのだろうか。
しかしマイナス20度以下から始動するのに、暖機がいらない…というのも「ホントかな?」という感じもしないでもないけれど、実際のところどうなのだろう?

まあ現在セカンドーカーとなっているクルマは、いつもマイナス20度からエンジンかけて即発進していたけれど、特にエンジンのトラブルもなく、20万キロ近く無事に走っているし、暖機しなかったから壊れた!という話も聞かないので、やっぱり問題はないのかも。

とはいえ、やっぱり寒い車内はつらいので、明日もまた暖機してしまう軟弱者の自分でした。