夫婦の価値観

先週の週末、2組のお客さんが我が家を訪れた。
ひとりは地元の既婚の女性、もうひとくみは義弟夫婦。
それぞれたくさん話すことがあって、とても有意義で楽しい時間だった。

そんな彼らを見ていて、夫婦とはどういうものだろう…ということを妻と向き合って考えた。

…そもそも夫婦ってなんだろう。

別に結婚しなくても、女性は子どもを持つことはできるし、社会生活上どうしても結婚しなければならない…ということはない。独身で美しく、あるいは楽しく生きている人もいっぱいいる。

結婚してよかった…という人もいれば、結婚は地獄の入り口…のように言う人だっている。


でも、やっぱり仲の良い夫婦を見ると嬉しいし、こっちまで幸せになれるような気がする。

私たちも他人から夫婦仲がよいですね…とはよく言われるし、自分でもそうは思うけれど、ではその秘訣は?と聞かれると、別に特に気をつけていることはないし、「夫婦とはこうあるべき」という信念があるわけでもない。
普通にノホホンと生きているだけなのだ。


でも確かに言えることは、私たち夫婦は、向いている方向が同じ、あるいはほとんど同じなんだと思う。

夫婦関係を形成するにあたり、いちばん大切なものはなんだろう。

それは価値観が似ていること、それにつきるのではないかと思う。

人生に対する価値観。
仕事に対する価値観。
夫婦は、家族は、こうあるべき…という価値観。
お金や時間に対する価値観や好み。

そんなものが同じだったら、いつも同じ方向を向いて歩いていけるし、速度が多少違っても、向かうべきところは一致すると思う。

私たちの場合、たとえば北海道に移住するときもすんなり行ったし、家を建てる話から、今夜のおかずに至るまで、ほとんど似たような価値観を持っているから、意見がぶつかることは極めて少ない。

他人と3人で話しているときに、妻と自分が考えていることや、相手の言動に対して感じることや、いろいろな場面における判断が非常に近く、結果としてテレパシーが使えているのでは?と思うこともしばしば。

自分は「どんな人と結婚するか」というのは、人生のなかでとても大きなウエイトを占める…と心から思う。
そしてやっぱりひとりで生きるよりも、ふたりで生きていくほうが楽しい…とも。

…なんというか、みんながいつも幸せでいればいいのにな。