妊娠とSOHO自営業

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妻の妊娠が判明して約1ヶ月経った。

この時期、つわりがつらいことは予想できたので、仕事量を少なくする工夫はしたけれど、それでも仕事の急ブレーキはなかなかかけられず、苦しみながらなんとか続けている…という感じ。

つわりが強くなるにつれ、仕事へのモチベーションも下がる一方…とは本人の弁。

こういうときSOHOはいいのか悪いのかよくわからない。

勤務形態という観点で言うと、椅子に座って寝室のとなりの事務所パソコンに向かうだけで、通勤もないし、どうしてもつらければ横にもなれる。一日パジャマで仕事していても問題はない。
妊婦や乳飲み子がいる女性から見ればうらやましいと思われるかもしれない。


しかし「ひとり自営」という観点で言うと、たくさんのクライアントを抱えていて「今できません」というわけにはいかないし、だいいち代わりの人がいない。

じっくり時間をかけて信頼関係を築いてきた長年のお得意さんから「○○○用の絵がすぐ必要なので描いてください」と言われて、具合が悪いので来年描きます…というわけにもいかないだろう。

SOHOというと「家事の合間に」とか、勤務時間の自由が効くように誤解されがちだけど、仕事が重なる大変なときは朝早くから午前2時すぎまでパソコンに張り付きっぱなしになるような激務のこともある。
当然、こんな全力ペースで働きながら子育てをするのは無理だ。

実家は遠く、特に子どもが生まれてからの半年間くらいは、仕事なんてほとんどできないかもしれない。
いったんSOHOの仕事量をゼロに近づける必要があるのかも。

SOHO自営業、あるいはサラリーマン兼業主夫の働き方をどう見直すか。
家族と過ごす時間、仕事をする時間、お金のこと、母親にしかできないこと、父親にしかできないこと。

そのあたりをどう優先順位をつけていくか、これからの妊娠生活、そして子どもが生まれてからの何年間を考えなければならない。