木のぬくもりを感じられる家

「木」が好きだ。住むなら木の家。それもできれば集成材ではなく無垢の木の家。
家の中に多く木が使われていて、それを見ることが出来る家。

木の家が落ち着くのはなぜだろうか。

反射光の色合いや、無規則な模様のゆらぎ、木の香りなど諸説あるけれど、木の家が落ち着く…ということだけは事実。


一部の工法を除き、木造の家には柱が使われているが、その柱を見せるように家を建てる方法と、見せないように建てる方法の2種類の建て方がある。

柱を見せる建て方と「真壁(しんかべ)」つくり、見せない方法を「大壁(おおかべ)」つくりという。

今は、柱の上から壁を貼り付けて、一面のまったいらな壁紙を貼る大壁の家がほとんどだ。
それはそのほうが作り方が簡単であり、手間が少ない、つまり価格が安いからだと思う。


自分は昔の民家風に柱の見える「真壁」つくりが好きで、自分の家を建てるなら絶対に「真壁」と決めていた。

そうすると構造はツーバイ系や鉄骨系ではなく、自動的に木造の在来工法となる。
そしてできれば「梁」など構造の見える家がいい。

重さを支え、家を支え、そして私たちの人生そのものを支える柱や梁が見える家は、とても力強い。