今年もまた、大きなクリスマスツリーを倉庫から出してきた。
何度か紹介した気もするけれど、このツリー、長男ハルトを妊娠したことがわかったときに買ったもの。
結婚してから7年間の間不妊だった私たち夫婦。
もうふたりだけで生きていくようだよね、と覚悟を決めて二人用の家を建てて、ふたりで暮らし始めた翌年、なんとあきらめていた子どもができた。
そしてそのうれしさのあまり、うっかり買ってしまった、とてもでかいツリー。
まだ赤ちゃんが生まれるのは半年も先だったのに、
でも当時「これから私たち家族を毎年見守ってくれるように…」という願いの通り、無事に長男が生まれたその年も、その次の年も、そして子どもたちが増えて3人になった今年もまた、リビングに立っている。
このツリーを出すたびにハルトに「ハルトができてうれしさのあまり買ったんだよ」って毎年毎年ずっと言おう。
子どもが大きくなって、そんなふうに言われるのを嫌がってもそれでも言おう。
そんなことを考えながら夫婦で顔を見合わせてほほえむ。
今年もそんな季節がやってきた。