朝の食卓

というわけでずいぶん日があいてしまいました…

今年はハルトと夏樹がずいぶんお世話になった「育児ネットめむろ」の運営委員を引き受けたり、パパの気持ちを家族にスイッチ「パパスイッチ」という町の事業の実行委員長を引き受けたり。
そのほかちょっと大きめの資格に挑戦していたり、子育て関係でいくつか取材を受けたり..となかなか忙しい日々です。

今年から始まった北海道新聞「朝の食卓」のコラム書きなんかもあったりして..

というわけで、今日は先日「朝の食卓」に載った記事を掲載。

本当に子どもを育てはじめてから、今住んでいるところの魅力をより強く感じるようになりました。
これもブログにもっと詳しく書きたいなぁ..

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田舎子育て

 芽室町の中心部から十数キロ離れた農村集落に住んでいる。

 緑の大地とせみ時雨。満天の星空。そしてびっくりするほどの静けさ。

 こんなところに住みたい、とIターンで10年前にやってきたけど、子どもが生まれ、そして育ててみて、ここが子育てにとても適した場所だということに気付いた。

 なにしろここには車が少ない。子どもたちが思い切り走り回っても心配ないし、子どもに声をかけてくれる近所の方々もいっぱい。隣近所にはうちと同じくらいの子どもがいて、いつも一緒に遊び、ちょっと子どもをみてもらったり、みていたり。

 子どもたちが通うのは、みんな兄弟のような小さな保育所。冬は雪で遊び、春は花を愛でながら、今ごろはカッコウの声を聞きながら通う。帰り道、羽化しようとしているセミを見つけてみんなで応援したり。

 誰に会ってもあいさつができる子どもたち、複式学級の小さな小学校、地域が一丸となる合同運動会、小さな商店、駐在所に郵便局。古き良き日本が残っているようなすてきな集落で、子育てには心地よい。

 日が長くなり、子どもたちがいつまでも外で遊び続けて夕食の時間がどんどん遅くなる、クマへの注意を促す連絡網がまわってくる…そんなことがあっても、やっぱり田舎子育てはやめられない。

(子育て主夫・芽室)