楽しい時間

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2月22日は私たち夫婦の結婚記念日。今年で11年になりました。
去年10周年の記事を書いたので結婚話はそっちに譲るとして、今年は昨日の記事に書いたように然別湖に宿泊して迎えた結婚記念日。


然別湖の温泉に泊まったのはとても良くてすっごく楽しかったのだけど、いつもと決定的に違うのは、なんといっても我ら家族だけではなく、友人夫婦と一緒だったこと。

みんなで凍り付いた湖の上を子どもたちの手をひいて歩き、コタンの大きな氷の建物に歓声を上げたり、いつもの我ら家族だけの旅行とは違う旅行。

夕食は大人子どもあわせて10人で食卓を囲んで、わいわいとにぎやかに。
夕食後はもちろん部屋に集まって宴会タイム。
ビールだのお菓子だの家で焼いた大きなカステラだのを囲んで、おしゃべりおしゃべり。

20時前にはロビーで餅つきがあるというので、みんなで見に行って、続いてコタン村のアイスバーに一杯飲んで、子どもらとハンドベルを聴いて…。

そしてまた宴会タイムの続き。

ふだんはお酒を飲まないママさんも今日は運転がないので大丈夫。
ビール片手に子ども達を囲んで、またまた話に花が咲いて、とっても楽しい時間。


そして「いがさん、おめでとう~」と出てきたのは…
11周年おめでとうって書かれた2つの手紙、バラの花、そして1998と書かれたフランスのワイン。

そう、これは我ら夫婦の結婚記念日のために用意してくれたサプライズプレゼント。
たしかに「旅行の日は記念日」なんてチラッと言った気もするけど、それをちゃんと覚えていてくれて、結婚した年のワインまで探し出してくれた友人夫婦。

我らのためにこんなにまでしてくれるなんて…。
初めて迎える、友人との結婚記念日になんだか心が温かくなってしまった。


その後もみんなでそのワインをあけ、写真撮ったり、あーでもないこーでもないとお酒飲みながらいっぱいおしゃべりしたり、布団に転がっているパパに1歳児たちが襲いかかっている姿に大笑いしたり。
楽しい雰囲気に子どもらも全然寝ず、じゃあそろそろ寝ますか…とお開きになって時計を見たら0時すぎ。

もともとは見ず知らずの他人同士だったはずなのに、子どもを通じてこんなにも楽しい時間を共有できて、本当に楽しい一夜でした。


前々から思っていたけれど、我ら夫婦は、どうも夫婦で閉じた時間を作る傾向がある。
「ひとりで過ごすのが好き」という人がいるけれど、それの夫婦版って感じだろうか。
だから他の夫婦と一緒に行動することなんて少なかったし、友人と呼べるような人たちも多くはない。

それがここ1年ほど、子育てを通じた友人がいっぱいできて、なかにはとても気が合いそうな、あるいは価値観の合いそうな友人もチラホラ。

もちろん全員ママ友、しかも自分たちよりだいぶ若かったりする人もいる。
でも友人として魅力ある人というのは男女も年齢も関係ないし、そして旦那さんとも同じように親しくなれて、しまいには一緒に旅行に行ってもいいなー、と思うほどになった。

他人と一緒に旅行なんて気を遣って疲れるだけだし…って思っていた時期もあったけど、今回初めて「友人夫婦と旅行」というのを体験して、本当に気の合う人たちとならそんなことはなくてすごく楽しい、、ということもわかってしまった。


最近いつも書いているけど、あんなに苦手だった育児の集まりのトビラをあけたら、その向こう側にはこんなふうに広がる人間関係があり、しまいにはこんなふうに一緒に過ごせる友達まででき、子育てを通じて、友人関係についてでも小さな階段をあがれた感じがする。

本当に子ども達が作ってくれるご縁に感謝…そんなふうに思った11回目の結婚記念日でした。
子ども達、そして妻、みんないつもありがとう。

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