赤ちゃんの散髪

子どもの髪をどう切るか、って結構難しい。

ハルトのときは1歳すぎまでハゲで(笑)、1歳過ぎて少し伸びてきてから親である自分が髪の毛を切ってみた。

しかしながらその仕上がりはひどい有様で、一直線な切り口といい、へんな形といい、思わず吹き出してしまうほど。

あまりにも人様に見せられない仕上がりだったので、このブログにも記事にしなくて、散髪したこと自体を闇に葬っておいた。(今思えばそんなのも面白いからなんか書けばよかったなぁ)

ハルトはそのあと、昔美容師をやっていた友人に「そりゃ変!」とその場でチャチャ、と切ってもらい、それ以来あの変な髪型を思いだし、自分で切るのはやめた、という経緯がある。


で、0歳児夏樹。

夏樹は運悪く、いや運良く、かもしれないけど、生まれたときから髪がフサフサ。
ナスというか少年アシベというか、クルクルなパーマみたいな髪がかわいいけど、でもどうも長すぎで目に入っている感じがする。

ハルトのときの経験上自分で切るのは嫌なので、生後6ヶ月くらいのときに、自分が床屋に散髪に行くついでに夏樹も抱えて行ってみた。

このときはたまたま待ち時間が長く、待っている間に夏樹の機嫌は悪化。
順番が来た頃はかなりご機嫌ナナメで、頭をぶんぶん振って大抵抗。

若い男性の理容師さんも四苦八苦、夏樹は泣きわめいてしまい、頭をのそげって大騒ぎ。
頭を固定するのも無理。

とはいえ彼も仕事だから前髪だけでもなんとか切ろうとするけど、赤ん坊は頭をぶんぶん。

見ていてもハサミでへんなとこ切るじゃないかと、抱えているこっちが冷や冷や。
…よく見ると理容師はハサミを持つ手が震えている。

こりゃダメだわ…ということで「もういいです、スイマセン」と途中で止めてもらった…という経緯がある。やはり0歳児の散髪は難しい。


このところ育児の集まりに行くと、ママさんたちに「髪の毛、どうしてます~?」と話題にしていたら、有力な情報をもらった。

町内の個人でやっている理容店で、子どもの髪を切るのがとても上手な人がいるらしい...同じ話をふたりの別のママさんから聞いたので、これは期待大。

…というわけで、散歩ついでにその理容店に行ってみた。
行ったのは10時前、本当は要予約らしいけれど、今ちょうど手が空いているからどうぞ、、とひとつだけのイスに通される。

「どんな感じにします?」
「なんでもいいので、お任せでお願いします」

夏樹を抱いて、親子で前掛け?をしてもらい、目の前のテレビに子供向けのビデオ。
夏樹がちょっとテレビのほうに関心が行っているスキに、チャッチャッチャッと切り始めた。

夏樹はキョロキョロ頭を動かしているのに、その動きにあわせ、夏樹に話しかけり、歌いかけたりしながら、くしとハサミをあやつって鮮やかに切っていく女性の手さばきがとても素晴らしい。

夏樹もそれほど嫌がらず、泣くこともなく、ものの10分ほどでキレイさっぱり。
スゴイ!

プロ相手に「さすが上手ですね!」とは言わなかったけど、でも心の中で拍手。
やっぱり上手な人は違うなー。

散髪代金は千円、懸案だった散髪ができて本当に良かった。
また次回もココに来てやってもらおう。


ちなみに夏樹のクルクルな髪の毛、天然パーマなのかと思ったらそうではなく、あと1回くらい切ったらクルクルではなくなってしまうそうだ。そうかあ。

散髪後、また育児の集まりでいつものママさんズに
「誰かと思ったら夏樹くん!わからなかった~」
「どこからどう見ても男の子になったね」
なんて言われたけれど、たしかにずいぶんイメージが変わったなぁ。

Kami
今まで「いかにも赤ちゃん」だったのに、髪を切ったら「幼児」に進化した感じ。

そんな夏樹の散髪事情でした。