怪獣と格闘

最近、ハルトの怪獣ぶりが本格化してきた。

少し前から兆候はあって、言うことは聞かないし、やめなさい!という制止を無視して物はポンポン投げるし、
そのくせ妙に甘えん坊になったりしていたのだけれど、ここにきてそれがさらに顕著になってきた。

たとえば、チャイルドシートに乗らない。



今日は午後から買い物ほかいろいろな用事、そしてどこかでハルトを散歩させようとクルマに乗せようとしたら…いきなりの大抵抗!

チャイルドシートにだけは絶対座らねー!!と大泣きして大騒ぎしてもう大変。

なにがなんでも乗らない!とすごい力で抵抗して、恐ろしい声をあげる。

手を振り払い、足をばたばたさせ、全身の力を込めてエビ反り(?)

こっちも優しく語りかけたり、食べ物で釣ってみたり、あるいは力ずくで固定しよう…などといろいろやってみるものの、
本人が全身で全力で抵抗するとどうしても乗せることができない。

出発しようとクルマに乗り込んだのが午後1時。

しかしそんな大抵抗に遭って、だからといってハルトの言いなりになるわけにもいかないので、あーでもないこーでもないと大格闘。

ハルトの要求は、父ちゃんのヒザの上で抱っこして欲しい、あるいは母ちゃんのおっぱいが欲しい。

しかし母さんは仕事が山積みで仕事中だし、父さんは運転しないといけないのでその要求はダメだ。

14時になってもまだまだ諦めず、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして泣きわめく息子。

15時になってもまだ続いて、こっちももうホトホト疲れてくる。

なんとか気持ちを静めて座って欲しいだけで、こっちは特に怒っているわけでもないのに、どうしても無理。



これはなんかの修行だろうか…。こんなの毎日続いていたら気が狂ってしまいそうだ。

作戦を変えたり、靴を履かせてみたり、好きな音楽をかけてみたり、窓を開けたり、おむつを変えたり、
おもちゃを取り出したりといろいろやってもムダ。

ひざのうえに乗せてやるとピタっと泣きやんで嬉しそうにしているのに、なにがなんでもチャイルドシートには乗らない。

しかしチャイルドシートに乗せないと運転できず、買い物もできない…。

16時になると、もうどうでもいい気になってきて、子どもの頑固ぶりにあきれるやら悲しいやら。

…どこの子どももこんななのか?

最終的には3時間以上も駐車場に止めた車のなかで1歳児と格闘していて、結局出かけられずじまい。

もう最後にはこっちもハルトも疲れ切ってしまった。

いったいこんな車内で何時間も何やっているんだか..。

これがいやいや期なのか?それとも赤ちゃん返り?

子どもの性格?それとも育て方が悪いのか?

子どもを育てるのも容易ではないなぁ…と改めて感じた、怪獣との格闘だった。