自宅から少し山のほうに入ったところに、とっておきの紅葉の場所がある。
赤ちゃんをチャイルドシートにくくりつけて、そんな秘密の場所を目指した。
空は赤みを帯び、太陽は日高山脈に消えようとしている。
いつのまにか寝てしまった赤ちゃんをそのままにして、カメラを片手に車を降りた。
渓流にかかる車1台の幅しかない小さな橋から、その木を見下ろす。
山の谷間から、その木にだけ傾いた太陽の光が当たっている。
それはまるで、今日の主役を照らすスポットライト。
一日の最後の光を浴びて、浮かび上がる真っ赤な葉。
北の大地の、短い季節の終わりを彩る色。
それは、本当にこの世の色のものとは思えないような赤い赤い色をしていた。
あまりの光景に見とれていると、太陽の光は次第に角度を変え、葉を照らす場所を移動させていく。
誰もいない山道、誰も植えていない自然の木。
こうして毎年、人知れず暮れていく日高山脈の秋。
誰がデザインしたわけでもないのに、どうして自然はこんなにも鮮やかな色をしているのだろう。
そうだ、ひとりで見とれていないで、少しは写真撮らなきゃ。
何枚かシャッターを切って顔を上げると、もう太陽の光は消えていた。
自宅からその場所までの道のりは、こんな感じ。
すれ違う車もいない道。
マロン
おはようございます^^
またまた綺麗な写真ですね~
舗装されていない道って良いです!!
そういえば知床五湖へ行った時・・もう夕方で・・ほかに人もいなくて友達と二人で熊に襲われないようにピンクレディの歌を歌いながらまわった事を思い出しました・・・
怖かったな・・・五湖の記憶=ピンクレディ・・・なんて・・・
ムムリク
マロンさん、こんにちは。
わたしの知床五湖の記憶は、ハマナスとコケモモのミックスソフトクリームです。なので湖はろくに見ていない(^^;
そのためだけに自転車で行ったなんて・・・、美味しかったけど。
それにしてもみごとな秋です。
カナ
お久しぶりです。
いがさんの手にかかると、素敵な紅葉がさらに素敵に見えて、同じ北海道にいるんだけど、ため息が出てしまいますね-。
本当に素敵な紅葉、実際に目にして、山の匂いや空気を感じながら見るのが一番いいですね!
私もあちこち紅葉を見に行っては癒されていますよ。
はるとくんも大きくなりましたね。この頃の成長は見違えるほどだから、写真も画像もたくさん残した方がいいですね。我が家は二人目、3人目となるにつれて減ってきて、反省です。
いが
マロンさん、こんばんは~。
舗装されていない道、走るのはちょっとガタガタいいますが、見るぶんにはいいですよねえ。
知床五湖のひと気のない夕方!それは危ない…(^^;;
まあ熊さんにあったからといって必ず襲われるってものではないですが、でもさぞかし怖かったのではないでしょうか。
やはり北海道に鳴り物は必需品ですね。
ムムリクさん、こんばんは。
知床五湖は最近あまりに閉鎖の期間がながいので高架の遊歩道にする…なんて話もありました(どうなったのかな?)
しかし自転車というのもすごいですね。もちろん砂利道でしょうし…。
カナさん、こんばんは。
このところだいぶ町中の街路樹なんかも色付いてきましたので、カナさんのところもかなりキレイなのではないでしょうか。
写真もいいですが、カナさんの言うように実際にその場所に行って雰囲気を感じるのが本当に一番です。
ハルト氏ですが、小さめ小さめといいつつ彼なりに大きくなりました。
写真、いつでも撮れると思っていると意外に撮れていないですよねえ。
我が家も2人め3人めも同じように撮ってあげたいですが、さてどうなりますか(笑)