もうひとりの家族

夫婦ともに仕事が忙しくなり、赤ちゃんの世話だの、家事だので時間的余裕がなくなってくると、そのしわ寄せが行くところがある。

それはワンコ。
赤ちゃんが生まれる前はあんなにかわいがられていたのに、最近あまりかまっておらず、どうしても散歩の頻度も下がって、ちょっと落ち込み気味だ。

赤ちゃんに危害を加えたり、露骨に不満そうな顔をしたり、あるいは吠えまくったりはしないけれど、でもしょんぼりとしてちょっとさみしそう。

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窓から外を見ている後ろ姿がとても寂しげだったので、名前を呼んで少し遊んであげたら、本当に嬉しそうにシッポを振って、人間の顔を見上げている。

…そうだ、おまえが笑う犬だってこと、忘れていたよ。
大事な家族の一員なのに、最近あまりかまってあげなくてごめんな。

今週末は家にいる予定だし、たくさん散歩に行こう。
いまのうちに雪のない地面の感触を味わっておきな。
もうすぐおまえの大好きな雪の季節だから。