子育て支援の研修会講師

先日、江別市の子育て支援センター「すくすく」で子育て支援に関する研修会の講演講師?の依頼がありました。

今回依頼されたテーマのひとつが、今後いかにパパ向けの子育て支援策、あるいはネットワーク化を進めていくか…ということ。

僕は芽室でパパの集まり「パパスイッチ」の代表をしたり、イクメンの星ということになっているので、是非自身の子育て話やパパの集まりについて聞かせて欲しい…ということで呼ばれたのでした。

僕自身の子育て話..

赤ちゃんを抱えて右往左往したこと、
居場所がなくて難民と化し、話し相手もいなくて、暗い日々を送っていたこと、
支援センターや子育てサロンのようなところにはなかなか行けなかったこと、

でも回を重ねていくうちに皆と顔見知りになっていったこと、
交流の場は子サロの外に広がり、サークルを立ち上げたり、子どもたちの写真を撮ったりしたこと、

パパスイッチがどういう経緯で立ち上がり、どう運営しているか。

ピザやギョーザづくり、講演会の企画、石窯作りetc..
そして男性として子育てをする上で感じた壁や楽しさや苦しさ、「女子ルール」の数々。

芽室町の出生数が高いこと(1.66!)やその理由として考えられること。

パパの気持ちが家族に向いていることの重要性や、夫婦のあり方などなど。

今回聞きに来てくれたのは、すでに自身の子育ては終了した40代50代の女性たち。

江別では昔、子育て支援の研修カリキュラムを実施したことがあり、その受講生たちが中心だそう。

子育てに関してはベテラン、今さらこんな話をしても釈迦に説法?と心配しながらパワーポイントを作ったのだけど、そんなことは全然なくて、身を乗り出して真剣に聞いていただき、彼女らのヒントになったところもたくさんあった様子。
「そうだったんだ!」と何度も何度も言われました。
「もっと前に聞いていれば…」「もっとたくさんの現役パパママに聞かせたい!」とも。

聞けば、この支援センターにはすでに常連のパパさんやジジさんがいるそう。

2~3年前、僕が芽室の子育て支援センターに出入りしていた頃は、とうとう最後まで男性参加者に出会うことはなかった。

でも江別では役場内に男性育休取得者もいて、なかなかどうして「パパの子育て」を進めていくベースはすでにできているそう。

あとはそれをどう進めて、よりみんなが笑顔になれるように進めていくか。

意見交換ではその方々をどう巻き込んでいくか、アイディアや仕掛けの案をいろいろと提案させていただいたり、たくさんの質疑応答など、とても活発にやりとりがあって、とても楽しく話し甲斐のある2時間でした。

どうかこれから、より江別の子育て環境が良くなったらいいなあ。

パパたちの集まりができて、そして芽室となにか交流ができたら素敵だよね。
日帰りで往復400キロのドライブは近くはなかったけれど、行った甲斐があったなぁ。

…帰り道、ハンドルを握りながら考えたこと。

話をしている最中、基本的には一方的に話を進めているだけなのに、聞いている方達との一体感がすごくて、自分のしゃべっている内容がどんどん伝わっている感じ。

どうしてだろう…?

それはきっと、彼女らもまた
「子育て中のみんなに手をさしのべて、ママがパパが、そして子どもたちに笑顔が増えるように!」という強い気持ちを持っているから。

その気持ちが共有できたから…かなー。

やっぱりこういう機会を持てたことは幸せなことだし、関係するみなさんに感謝!

そして「子育て支援の輪」がもっと社会全体に広がって、日本中のママやパパ、そして子どもたちに笑顔が増えたらいいなあ..そんなことを改めて感じたのでした。

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